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【マナー違反】米・ミシガン州の裁判官、裁判中に自分携帯が鳴る→「俺としたことが・・・」と猛省、自分に罰金を科す

ワタ

 

人は二通りに分けられる。

「自分には甘く、他人には厳しい人」か、「自分にも他人にも厳しい人」。

アメリカ・ミシガン州、イオニアの裁判官、レイモンド・ウォウト氏は後者の鏡のような人だ。

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裁判官として、一人の人間として、ウォウト氏は法律・規則を遵守する人だ。「当たり前だ。裁判官も人間。法律に従うべき」と超厳格な彼。

特に裁判中の「携帯マナー」にはこだわりがある。

彼は日頃から「法廷に持ち込むなよ!」と周りの法曹の同僚、証人などに再三注意するほと携帯マナーにうるさい人物なのだ。

携帯特有のあの電子音がシリアスな事件を扱う裁判の中で鳴り出したら誰だって不快になる。裁判官、検事、弁護士だって集中力が途切れる。

当然といえば当然なのだが・・・

そんなウォウト氏が担当するとある家庭内暴力事件の裁判中、

 

なんとウォウト氏の携帯電話が鳴ってしまったのだ。

 

「誰の携帯?」「あんた?」「いや、俺じゃないよ」

そんなひそひそ声が聞こえ始めた。

「まさかあの裁判官じゃないよね?」「あれだけ人に携帯のこと注意してたあの裁判官のはずはないよね?」

そんな人々の心密かな疑いの視線を感じたのか、ウォウト氏は完全に動揺。

「ちくちょう、俺としたことが!!なんてこった!!」

そんな悔しさと恥ずかしさに、彼の顔はみるみる赤くなっていったという。

「ばか!ばか!なんて失敗だ!」ウォウト氏は自分自身をフルボッコにしたい気持ちでいっぱいだっただろう。

 

そして決断した。氏は自らを裁いたのだ。

「自分の携帯電話で法廷を侮辱した」

と25ドルの罰金を自らに科し、閉廷後に罰金を支払いに行ったのだった。

ウォウト氏は「いやー、自分でも恥ずかしくって。顔が赤くなりましたよ。起きてはいけないことが起こってしまいました」とその時の様子を語る。

ウォウト氏の携帯はスマホなのだが、最近ウィンドウズのタッチパネル型のスマホに変えたばかりだったという。

画面のロックがなされていない状態で椅子に座ってしまい、その拍子にどこかがパネルに触れ、音が鳴るようになってしまったのだろう。

裁判官といえども人間。失敗はある。しかしウォウト氏の裁判官としてのプロ意識が「失敗」を許さなかったのだ。

「堅物だな・・・」と思うか、「これこそ法曹の鏡だわ」と感心するかどうかは人それぞれ。どちらにしても、これも裁判で垣間見られた人間ドラマの一つだったわけだ。

皆さんは実際の裁判の傍聴に行ったことがあるだろうか?

まだ一度もない方はぜひ、一度足を運んでみてはいかがだろうか。筆者は経験があるのだが、これが実におもしろい。

筆者など、なぜか被告人の弁護士に、「被告人の親族か?」と裁判中に間違えられ、本当に泣きたくなるくらい恥ずかしい思いをしたことがある。

そんな法廷で展開される数々のドラマ、iPhoneアプリでは

「法廷が流した涙」

で読むことができる。

このアプリではそれぞれの理由・原因で法廷の証言台に立つことになった証人の体験がおさめられている。

証言が被害者・被告人側のどちらかに立つかで証人本人の感情も違ってくるだろうが、ここはどちら側の証人の意見もじっくり読みたいものだ。

裁判員裁判が開始されて間もない日本で、今後、どんな法廷劇が展開されるか。

「ええ!?自分が裁判員に!?」という日がいつかは来る可能性が誰にでもある。

万が一裁判員になったとき、審議中は携帯電源オフでお願いします。

参照記事:mlive.com

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ワタ

今までの人生、なんとなく続いた唯一の事が「書くこと」。
特別文章がうまくておもしろいわけでもなし、ただ「それしか続かない」だけ。
でもそれで仕事ができるんだから、こんなうれしいことはない。
さんまの愛娘「いまる」ちゃんの名前の由来「生きてるだけで・丸儲け」ならぬ、「書けるだけで・丸儲け」!!

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