感動した本を他の人に共有したい！普段読まない「良本と出逢いたい」という人にオススメの『Booklap』

読書好きな人は何を基準に本を選んでいますか？
口コミや売れ筋、好む作家の新作、賞を取った本や映像化された作品、
など私は選ぶ手段は一つに限っていません。

出版ニュース社の『出版年鑑2013』によると2012年書籍新刊点数は8万2201点。
出版不況とは言われていますが新刊は増えているんですよね。

毎日200点以上の新刊が出ているペースですから読む本には困りません。
それだけ新刊が出ていると何の本を読んでいいか迷っちゃうなんてこともありますよね。



「Booklap」は、実名による本の口コミアプリです。
気にいったフレーズや読書後の感想などを皆で共有することができるのです。




最初にやることは最近読んだ本15冊を5段階で評価していく。
読書好きなら15冊なんてお手の物でしょう。
マンガも選べるようです。




私はジャンルに拘らず読むので小説や啓蒙書、マンガと幅広く選んでみました。




自分が読んだ本の傾向からおすすめの本を自動で選んでくれます。

ミステリーやマンガ系が選ばれるかと思ったらやけに学術書ばかりおすすめされました。
『ハッカーと画家』とか『アメリカはいかにして日本を追い詰めたか』とか確かに面白そうだけど。

普段読まないジャンルを選んでくれるのだろうか？




試しに啓蒙書や学術書を選んでいったらやはり同じようなジャンルが選ばれやすいようだ。
どうやら読んでためになる本がオススメになりやすいようだ。




自動でオススメを選んでくれるという機能もあるようだが、
他の人とフォローし合って、読んだ本を紹介し合うという仕組みがメインのようだ。

匿名のユーザーがレビューし合う場合、どうしても当たり障りが出てきてしまう。

自分と好みが合う人であったり、信頼できる人を探すことで、
より自分にとって参考になるレビューを見つけやすくなるのではないかと思いますね。




実名登録していない人もいるので確実ではないが実名によるレビューが基本的には掲載されている。
ジョブズの伝記のレビューをしている笠井レオ氏は本アプリを提供している企業の代表の方だ。




本のフレーズを抜き出して共有することもできる。
本の中にはとてもいい言葉が詰まっているけれども読んでいない人と共有しようとしてもなかなか伝わりにくい場合もある。

その言葉の背景にあるものを知っている人と知らない人では受け取り方が異なりますからね。


使ってみた感じではエンタメ系のレビューは少なくて弱いかなと思いますが、
人が増えていけばそういった点は改善される可能性もありますね。

自分で好みの本を選べるよっていう人には合いにくいかなぁとは思いますね。


■このアプリのオススメポイント
・文学、啓蒙、学術関連のレビューは多い。
・本の中のフレーズを読んだ人たちで共有することができる。

■このアプリの残念なところ
・エンタメ系にはオススメにも出てきにくいので弱い。