サウンドノベルの名作「かまいたちの夜」がアプリで！SFCのドキドキが再び！ペンション「シュプール」で次々に起こる恐ろしい出来事が・・・

チュンソフト(現：スパイク・チュンソフト)と言えばサウンドノベルシリーズ。サウンドノベルシリーズで「弟切草」に続く第2段として1994年にスーパーファミコンで発売された「かまいたちの夜」がアプリで登場しました。

知らない人の為に「かまいたちの夜」について説明すると、サウンドノベルというジャンルのゲームで小説を読むように進めていきます。途中選択肢があらわれるので、その内容によって物語が変わり様々なエンディングが用意されたマルチエンディング形式になっているゲームです。

スーファミ版とは内容に若干の変更があるものの、かまいたちの夜をやりまくっていた人には、懐かしさがこみあげてくるのは間違いなしだ！

主人公の名前でグッと来た～！

ゲームを開始するとまず最初に主人公とその連れの女性の名前を決めます。

はい。ここで「あっ！」と来た方は、「かまいたちの夜」ファンに違いないですね。

当然、初期の名前は「透」と「真理」です。
ここは迷わず、名前変更なんかしないでそのままプレイしましょう。

物語の始まりは、主人公（透）が思いを寄せる、女性（真理）とのゲレンデでスキーを楽しむシーンから始まり、どうして2人でここに来ることになった経緯が説明されます。
実はこの2人付き合ってはないんですよね。だから透もこの旅行で真理を彼女にしたい！なんて思いながら旅行に来たのです。

もちろん、物語の途中では選択肢が用意されています。
このなにげない選択でも、その決断で物語は変化していきます。

主人公以外の登場人物ももちろん当時の人物そのままに、小林夫妻、香山夫妻、俊夫さん、みどりさん、女の子3人組、美樹本、謎の人物 田中　が登場。

1枚の不気味なメモが恐怖の始まりへ

「こんや、12じ、だれかがしぬ」

この1枚のメモが見つかった事をきっかけに、ペンション シュプールで恐ろしい事件が巻き起こります。

まず謎の男 田中の死。

次々と殺されていく、シュプールの宿泊客たち。
犯人は誰なのか、その目的はなんなのか・・・

あなたの推理で真犯人を見つけろ！

選択を誤ると・・・

犯人が誰なのかわからないまま、バッドエンドを迎えることも
何度もプレイして真犯人を見つけるよう攻略しましょう。

ちなみに画面右上をタップすると、次々にページをめくれるので共通するストーリー部分は短縮してプレイすることができますよ。

アプリ版のここが残念。。。

物語を読み進めるのに、スクロール表示ができるのでスムーズに進める事が出来るのだが、それ故に文字が1文字ずつ表示されないので、恐怖感が伝わりにくい。

それと特徴的な演出だった登場人物のシルエット表現が一切なく、各場所のビジュアルのみとなっている点も、昔からのファンとしては残念なところ。
是非とも、シルエット表示はアップデートで対応してもらいたいところだ。

ピンクのしおりと金のしおりは？

「かまいたちの夜」といえば「ピンクのしおり」だろう。
この「ピンクのしおり」「金のしおり」とは通常のミステリー等とは異なり、ストーリーがちょっぴり変わった内容になり、コメディ的な内容やエッチな内容のストーリーが楽しめるというもの。
これまでの作品での出現条件は、全エンディングを見ることや、全選択肢を選択することなど、その道のりはかなり遠かった。

アプリ版でもその特典があるのか、不明だが「きっとある！」と信じて攻略していきたいと思います。

ちょっと高いけど、かまいたちの夜ファンなら楽しめる内容になっているんじゃないかなと思います。

恐い話が好きな人にもおすすめしたいアプリになっています。